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長野赤十字病院様

コメディクス

情報共有のスリム化で本来業務を充実させる。— 長野赤十字病院様

img_4長野市内の地域医療の要となる長野赤十字病院は、院内オンライン化を目標に1998年オーダリング導入、最終的には電子カルテに対応できるIT環境を構築して行こうということで、まず2004年から富士通のオーダリングシステムに更新導入。次に院内情報を共有しなければならないということで、コメディクスを導入した。 「医療現場は通報の回覧、決裁などに費やされる時間が増えているが、医師の業務では、回覧書類にいつでも目を通せる時間がなく、書類が机に積み重ねられ、見過ごしてしまうことも少なくなかった」と話すのは医療情報委員長を務める消化器内科部長の和田秀一氏。そこでコメディクスで情報共有を効率的に行い、医師や看護師が本来業務に費やす時間を増やすことを目指した。 消化器内科部長 和田秀一氏導入により、これまで紙で配られていた通報はコメディクスの掲示板機能に移行した。どの部署がログインしたかが分かるので、見ていない部署には声かけをすることもできる。これは「紙では絶対にできないこと」と和田氏はいう。また、「当院は会議が非常に多いが、賛成・反対程度の確認事項に近い会議はコメディクスのメール機能や回覧板機能を使って時間短縮することが可能となった」とも和田氏は話す。 会議のスマート化だけでなく、実際に会議室を使用する際の予約、その際のプロジェクターなどの予約もコメディクス上で行うことができる。さらに院内マニュアルもデータ入力済みなので、例えば、針刺し事故があったがどうすればいいかという場合も、これまでの紙ベースと違い、簡単に検索することができるようになった。

オカレンス報告を含めた院内情報の把握が重要。

長野赤十字病院 清澤研道院長 院長補佐 金物嘉久氏またコメディクス導入時期が、ちょうどインシデントシステムの切り替え時期と重なったことから、利便性を考慮してファントルくんが導入候補に挙がった。そして長野赤十字病院でも、京都第一赤十字病院と同様、ヒヤリ・ハット事例収集事業へのデータ提出に、以前のシステムではデータの打ち直しをしていたが、ファントルくんならそのまま送れるため、導入の決め手となった。さらに報告に対し、メール感覚で返信できる機能も選択理由の1つだった。実際に稼働してみて、返信機能は重宝しているという。「以前は報告に対して知りたいことがあるときは、電話をするか、直接行くしかなかった。しかし、メールでやり取りをして概要をある程度把握した上で現場に行けるようになった」と医療安全推進課・安全推進係長の篠原慎二郎氏は話す。 現在、インシデント報告は月100件くらいあり、月1回行われるインシデント・アクシデント事例検討会議で検討し、重要なものについては、メディカルリスク・マネジメント委員会でさらに検討し、対策を出している。 「特に転倒・転落の事例は約75%が患者自身の行動の中で起きている。リスクをアセスメントし、人的、物的対策を駆使して予防につながっている」と院長補佐の金物壽久氏は話す。 導入後はインシデントの他に、オカレンスもファントルくんで受けている。医療事故ではないものの、家族に不信感を持たれる恐れのあるオカレンス事例は、院内で把握しておきたい情報のひとつだ。「例えば、腰椎の手術で入院中の患者さんが、元気だったのに急に肺動脈梗塞で亡くなった。医療事故でないことは、家族も同室の患者さんも見ていたので問題ないと思うが、あとで説明できるよう、カルテ記載も含め記録はしっかり取っておく。こうしたオカレンス報告がトラブル防止のためにも大切です」と金物氏。 長野赤十字病院では、今後は導入した環境を整備し、電子カルテ導入に備えたい考えだ。

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