院内の医療安全への意識を高めるのは、インシデントレポートの活用が最も効果的。そしてインシデント報告書を活用するということは、「対応し、分析し、改善する」ということにほかなりません。アクシデントは小さなエラーが重なって発生します。インシデントはアクシデントに至るまでの小さなエラーそのもの。これを改善していけば、事故は未然に防げるでしょう。 しかし、わかっているのにインシデントに対する対応に遅れが生じるのは、業務の忙しさだけではありません。忙しい中でせっかく提出したレポートに対して、管理者はどんな対応をしていますか?報告書の提出数が上がらない多くの医療機関では、責任者がこれといった反応を示さないでいるために、インシデント報告者に「自分の報告は役に立っているのか」「管理者は見てくれているのか」という疑念を持たせてしまっていました。医療安全への意識を低下させ、内容の質と提出頻度を低下させてしまっていたのです。 報告者のモチベーションを維持することは、そのままインシデント報告書を有効活用できるか否かにかかってきます。多忙な報告者からどうやって上質な報告書を高頻度で提出してもらうか。また、その報告書をどうやって迅速に集計、分析し、改善策を打ち出せるかが、インシデント報告書有効活用のポイントです。
誰にでも簡単にインシデント報告書を作成できる上、数秒で集計できるため、エラーが事故に繋がるのを未然に防ぐ一助となります。 忙しい中でのインシデント報告は「後ろ向き」な活動になりがちですが、短い時間で集計、分析できることで報告集計を「前向き」な活動にすることで、医療安全への意識を維持することができるのです。
インシデント管理システム「ファントルくん」は、見通しのよい直感的な操作ができるため、入力はほんの数分で完了です。電子メールの要領で誰でも気軽に使えます。 入力した報告書データはその場で医療安全管理者に届くため、管理者の業務効率も向上し、報告書の分析、対応策の考案がこれまで以上にスムーズになります。
インシデント管理システム導入で医療安全意識向上に効果はあったのか、実際に導入していただいた医療機関様に取材、調査しました。
「ファントルくんのお陰で苦手な集計作業から解放されラウンドに時間を多く使える」「ファントルくんに報告しよう」という院内全体で医療安全への意識が高まったとのお声をいただいています。